たまにはラーメン以外のネタを…。
1665年ロンドンで大流行した「ペスト」について書かれた本です。
いまこういった世の中にあって、非常に興味が湧いたので読んでみました。
フィクションか、ノンフィクションか、いろいろ議論はあるようですが
仮にフィクションだとしても、17世紀の大昔にまるで今の世の中を予言したような内容で
(それは大げさかな…)なかなか面白かった。
コロナが流行ってから、トイレットペーパーの買い占めとか、マスクが無くなるとか
差別や偏見が起きたり、人に伝染して捕まるやつが出たり、
感染が起きたことないとこでもみんなマスクしたり、
根拠のないものが予防に効くとかデマもあったし、
とにかくいろんなことが起きました。
でもこの本を読むと、17世紀の昔でも同じようなことが起きてたんだなって思いました。
非科学的なことが常識になったり、人間の醜い面が露呈したりするのも、
全部ひっくるめて「パンデミック」という現象なんだなってことがよく解りました。
やはり「どうやって収束してゆくのか?」とても気になりつつ最後まで読み進みましたが、
ちょっと予想外な結末でびっくり…。
菌とウイルスは全然違うものだけど、コロナも同じような末路だったらいいなぁと率直に思ったりして。
それにしても、全くチャプター分けされていないので読みにくかった~💦