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砂川市豊沼小学校近くにある「とよぬまばし」。

小学生のころから生き物に関心のあった私は、毎日通っている「とよぬまばし」の下を流れる小川(といってもほとんどドブ川だが…)に、何か生き物がいるのではと、いつも気になっていた。しかし日頃から先生に「川のそばには行ってはいけない」と言われており、なんとか先生に見つからずに川の中を覗けないものかと思案していた。

そして、確か春休みを控えた小学1年の3学期終業後の下校時だったと思う。
もし誰かに見つかり告げ口されても、しばらくは先生に会うこともない(つまり怒られない)と考え、その日ついに「川辺覗き」を決行したのである。

足場の悪い傾斜をソロリソロリと下り、そっと橋げたの辺りを覗くと、なんと一尾のドジョウが川面に口を出してパクパクしているではないか!思わず捕まえようと手を伸ばしたが、一瞬にしてそのドジョウは水中に姿を消した。

いきなりの遭遇に大興奮していたそのとき、「コラーッ!」とものすごい怒号が、橋の上から聞こえた!
担任のかじた先生であった。

「そこで何してんだー!上がって来い!!」
(やべ~)
恐る恐る橋の上へ戻り、先生の前に立つと、「ボカッ!!!」と強烈なゲンコツが私の頭に振り下ろされた!
あとにも先にもこれほど強烈なのは無かったと思う。ホントに痛くて染み出るような涙が目からこぼれ落ちた。

今となっては懐かしい思い出だが、あの時先生に見つかっていなかったら、川に落ちて溺れていたかもしれない。
かじた先生、今更ですが本当にありがとうございました…。