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ドキュメンタリー小説『羆嵐』の「舞台」、というよりは「事件現場」である「熊事件復元地(苫前)」に、6/9の休日を利用して家族で行ってきた。結構な山中で、コバエのようなブヨの親戚のようなムシも多く、文明の発達した現代であっても、間違っても生活の場として選ばないようなところにそれはあった。言い換えれば単に「何も無いただの山の一角」にしか過ぎないその場所には、目だった設備としては藁葺きの粗末な小屋と、やや誇大とも思える羆の模型(上半身のみ)があるだけ…。しかし小説を読み知る者にとっては、その「なんにもなさ」加減がかえって想像を膨らますには効果的であるようにも思える。そして意外に来訪者が他にもいらっしゃったのが、妙にホッとしたのも事実である…。そんな他の来訪者の見守る中、恥ずかしいのを押して撮ったのが、この写真である…。